「出会い系サイト規制法ってなんですか?」という質問をいただきました。
お答えします。
平成20年施行されたネットで出会う事を最も変えた法律です。
(児童でないことの確認方法を厳格化する部分については、平成21年2月1日から施行されました。)
この法律前と法律後ではネットでの出会い方がガラっと変わってしまいました。
この法律の目的は、18歳未満が出会い系サイトを利用する事を禁止する事にあります。
そのために出会い系サイトを利用するには、18歳未満でない確認をしなくてはいけない事になりました。
もうちょっと詳しく説明しますね。
インターネットで異性を紹介する事業をする場合、ようするに出会い系サイトを運営するには「インターネット異性紹介事業」 の届出をして、国に認定されなくてはならなくなりました。
そして、かならず利用者に18歳未満ではない確認(児童ではない確認)をする事を義務付けられました。
詳しく説明すると言いましたが、ざっくり言ってしまうと、これだけです。
なので、
自分が18歳未満。あるいは18歳未満以外に興味がないという人以外には、あまり気にする必用がない法律になります。
年齢確認をするには身分証等が必要になります。
そこで身分証を提示するのは不安と思われる方もおられると思います。
ですが、安心してください。
絶対に、悪用のしようがない方法で年齢確認をしているので、大丈夫なのです。
例えば免許証であったら、写真や名前の部分は隠して写メで送ればよいのです。
詳しくはこちらの参考記事をご覧になってください。
参考記事 : 出会い系サイトの年齢確認のやり方
今まで年齢確認をしなくては、出会い系サイトを利用できないと書きましたが、
実は、登録している人のプロフィールをみたりするだけなら、年齢確認をしなくても利用できるんです。
なので、登録してみて、まずは女性のプロフィールを見て、良さそうだったら、年齢確認をして出会い系での活動をしてみたら良いと思います。
警視庁のページに出会い系サイト規制法について書かれていたので抜粋しました。
以下警視庁のページから抜粋です。
「出会い系サイト規制法」について
「出 会い系サイト規制法」(正式名称は「インターネット異性紹介事業を利用して児童を誘引する行為の規制等に関する法律」といいます。)は、平成15年に制定 されました。 その後、出会い系サイトの利用に起因した犯罪が依然として多発していたことにかんがみ、平成20年に、出会い系サイト事業者に対する規制の強化等を図るた め、同法の一部が改正され、 平成20年12月1日から施行されています。以下、そのポイントを解説します。
○ 出会い系サイト規制法の目的
この法律は、出会い系サイトの利用に起因する児童買春その他の犯罪から児童を保護し、もって児童の健全な育成に資することを目的としています。
この法律における「児童」とは、18才未満の少年少女のことです。
○ 出会い系サイト(インターネット異性紹介事業)の定義
この法律では、出会い系サイト事業を「インターネット異性紹介事業」と呼んでいます。
「インターネット異性紹介事業」とは、以下の4要件をすべて満たす事業をいいます。
面識のない異性との交際を希望する者(異性交際希望者といいます。)の求めに応じて、その者の異性交際に関する情報をインターネット上の電子掲示板に掲載するサービスを提供していること。
異性交際希望者の異性交際に関する情報を公衆が閲覧できるサービスであること。
インターネット上の電子掲示板に掲載された情報を閲覧した異性交際希望者が、その情報を掲載した異性交際希望者と電子メール等を利用して相互に連絡することができるようにするサービスであること。
有償、無償を問わず、これらのサービスを反復継続して提供していること。
○ 出会い系サイトを利用する方に関する事項
出会い系サイトの掲示板に児童を相手方とする異性交際を求める書き込みをすること(禁止誘引行為)は禁止されています(第6条)。
出会い系サイトの掲示板に児童を性交の相手方とする交際を求める書き込みをした人や児童を相手方とする金品を目的とした異性交際を求める書き込みをした人は、処罰の対象となります。
児童が出会い系サイトを利用することは認められていません。
○ 出会い系サイトを運営する方(インターネット異性紹介事業者)に関する事項
出会い系サイトを運営する方は、届出、利用者が児童でないことの確認、禁止誘引行為に係る書き込みの削除等の義務があります(第3条、第7条から第14条まで、第16条)。
以上、警視庁のページから抜粋でした。
ちなみにこの法律により、mixi(ミクシー)、facebookフェイスブック、mobage(モバゲー)、gree(グリー)等のSNSは、それまで出会い系のように出会う事ができていましたが、この法律により異性と出会う事を目的とした利用は違法となりました。